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EVERYDAY-22
ACT10 ピロートーク
「ごめん、秀一。中で出す気じゃなかったんだ。あんまり気持ちよかったからつい…」 浴室から帰って来た秀一に時雨は申し訳無さそうに頭を下げる。まるで叱られた子犬のようだ。 「いや、大丈夫。初めてだもんな、最初はこんなもんだろう」 真顔で答えながらベッドによじ上ると身体が冷えないうちに布団の中に潜り込む。時雨もそれに習って布団の中に潜り込んだ。 「ごめん。痛かっただろ?俺、自分の事で精一杯で…。本当ごめん」 「まあ、痛かったけど、それ程悪いもんでも無かったぞ?今度は潤滑剤とかゴムとかちゃんと用意してやろうな」 秀一のその言葉を聞いて時雨の顔がぱあっと輝く。 「次も有るの?本当に?そしたら俺、頑張る。絶対そのうち痛く無い様にできるようになる!」 「ああ、期待してるよ。お泊まり用にちゃんと化粧品も家に置いておけよ?」 布団の中で時雨を抱き寄せると、額にキスを落とす。二人とも一糸纏わぬ全裸のままだ。お互いの体温が心地良い。秀一は大きな欠伸をすると、時雨の首元に顔を埋めた。 「覚えとけ。次も必ず有るからな。これが最後でも良いなんて絶対に思うな」 秀一の力強い言葉に時雨が嬉しそうに頷く。 「うん、解った。絶対リベンジするから」 欠伸まじりに答えると秀一に寄り添って目を閉じる。やがて疲れたのか、すやすやと寝息を立て始めた。暫く秀一は時雨の寝顔を見守っていたが、やがて大きな欠伸をすると布団を被って目を閉じる。二人の寝息が揃って聞こえ始めるまで,大して時間は掛からなかった。 窓の外は薄日が射し始めている。でもそれは二人には与り知らぬ事であった。そして寝室には静寂が訪れた。二人の寝息だけが静かに響き続けている。 END |
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EVERYDAY-21
「んっ!」
声が上がったのを答えと判断したのか、時雨は三本の指の挿出を早くした。秀一の足のつま先がピンと伸びる。もう声を殺す事は不可能だった。 「あっ!んんっ!ん…。っう…」 秀一の口から押し殺した喘ぎ声が洩れる。時雨はそれが嬉しくてさらに激しく指を出し入れさせながらぐりぐりとグラインドさせた。秀一自身はもう立ち上がって天を指し先走りの涙をこぼし始めている。 「秀一、良いの?ここが気持ち良いの?それともこっち?」 三本の指で体内を抉りながら、自身に唇で愛撫を与え続ける。秀一はもう限界が近かった。 「時雨…、いいから、もう、良いから早く来いっ」 絞り出す様に告げると、血がにじむ程に唇を噛み締めて声を押し殺す。その痴態に時雨自身も嵩を増し存在を主張し始めていた。 「秀一、秀一っ!」 夢中になって指を引き抜くと、相手の腰を引き寄せて秘孔に切っ先をあてがう。 「待て、時雨。さっきの乳液有っただろ?あれ使え。そのままじゃ俺が壊れちまう」 言われるままに乳液を自身に塗りたくる。もう相手を気遣う余裕は無かった。そのまま体重を掛けて腰を進める。切っ先は乳液のぬめりを借りて入り口の肉を巻き込み体内へと沈んで行った。 「…っつうっ!」 いくら小柄だとはいえ、指とは比べ物にならない質量が体内に入って来る。秀一は息を飲んでその衝撃に耐えた。身体の中心に火が点いた様な痛みが走る。 シーツを掴んで痛みに対抗した。その様子に時雨が一瞬眉を顰める。しかし、もう後戻りは出来なかった。出来る事は、秀一の苦痛を少しでも早く終わらせてやることだけだ。 「ごめん、秀一。動くよ?」 時雨は切羽詰まった声でそう言うと、ゆるゆると腰を振り始める。シーツを掴む秀一の指にさらに力が籠る。時雨は、はあはあと息を荒げながら狭い肉壁に苦戦しながらも必死で腰を打ち付ける。秀一は痛みに耐えながらも、ぼんやりと相手の顔を見上げていた。「犬みたいだ。可愛いな」そんな事を考えながら含み笑いを漏らす。こんな可愛いものが見れるなら、この痛みも悪くは無いもんだ。秀一がそんな事を考えている間にも時雨の絶頂は近づいていた。 闇雲に腰を打ち付ける。その度に秀一の身体はベッドの上で激しくバウンドした。 「あっ!」 小さな声を漏らして時雨は秀一の身体の中へ白濁を放った。同時にピクンと秀一の身体が跳ねる。時雨は秀一の身体を抱き締めてベッドに沈み込んだ。 |
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EVERYDAY-20
「えっ?良いの?さっきは駄目だって言ったじゃん。良いよ、無理しなくても。俺、今ので充分」
秀一の腕の中で幸せそうに時雨が答える。 「時間をくれと言っただけだ。覚悟は出来た。来いよ」 「本当に?俺の事受け入れてくれるの?」 弾かれた様に身体を離すとじっと相手の顔を見つめる。やがて決心したように頷くと秀一を抱き寄せてキスをしながらゆっくりとマットへ押し倒した。顔中にキスの雨を降らせる。そのままゆっくりとキスを繰り返しながら唇は首元へと進み、鎖骨を通って胸元へと進む。胸の突起に辿り着くと、ちゅく、と音を立てて突起に吸い付いた。ピクンと秀一の身体が跳ねる。それを楽しむ様に何度も突起にキスを繰り返した。 「遊んでるんじゃねえよ。さっさとやりやがれ」 乱暴な言葉で秀一が抗う。 「はあい」 時雨はのんびりと答えると名残惜しげに突起に別れを告げて秀一の足元に膝立ちで腰を据えた。実際の所男とセックスするなんて初めてで、どうすれば良いのか良く解らない。大体女とだってそんなに経験豊富な訳では無い。時雨は首を傾げながら秀一の下肢を覗き込んだ。取り敢えず秀一自身にもう一度キスをしてみる。唇が触れただけでそれはとくんと息を吹き返した。唇で秀一自身を食みながら、その奥に息衝いている蕾に指を這わせる。そこに指が触れた瞬間、秀一の身体がに緊張が走ったのを感じた。 自身にキスを繰り返しながら、堅く窄まったそこを丁寧に指先で解してみる。最初は堅く侵入を拒む様に閉じていたそこは、やがてじんわりと柔らかく口を開き始めた。 「うわぁ…」 時雨は小さく感嘆の声を上げると夢中になってそこを解しにかかった。秀一は声を殺して秘部を弄られる嫌悪感とそこから立ち上がる淡い快感に耐えていた。時雨の指がそこを解す様に動く度に身じろぎしながら快感をやりすごす。声を出さない様に唇を噛んで悦の波と戦っていた。 「あ」 秀一の口から短い声が漏れた。時雨の指が一本、体内に侵入したのだ。初めての外からの異物を案外簡単にそこは受け入れた。痛みは無かった。くすぐったいような気持ち良いような不思議な感触が身体の芯から沸き上がって来る。体内に入った指はゆっくりと後孔を出入りしている。秀一は言い知れない不安感を頭を振って振り払った。 「秀一?どう?痛くない?大丈夫?」 心配そうに時雨が尋ねる。秀一は精一杯頭を左右に振ってそれを否定した。 「…痛くは無い。…大丈夫だ」 「そう。じゃあ、もう一本入れてみるね」 体内の指が二本に増やされた。僅かな痛みが走ったがそれはすぐに消えた。自身への唇での愛撫はまだ続いている。それが痛みを紛らわせているのかもしれなかった。身体の奥から沸き上がる未知の感覚に恐れを成しながらも秀一はそれに耐えた。二本に増えた指は相変わらずゆっくりと出たり入ったりを繰り返している。 「どう?まだいけそう?」 時雨の声に秀一はこくこくと頭を振って答える。指はやがて三本に増やされた。思った様な痛みは無い。これならなんとか時雨を受け入れることが出来るのでは無いかと思った。 「秀一、堅くなって来てる…。気持ち良いの?」 時雨の唇の愛撫と、後孔への刺激で一旦萎えた自身はまた力を取り戻し始めていた。 「いいから勿体ぶってないで早くやれよ」 半ばやけくそになって乱暴な言葉を使う。この状態がいつまでも続くのは耐え切れなかった。早く終わらせて欲しいと思った。 「秀一の中、熱くて柔らかいよ。俺の指に絡み付いて来る。気持ち良いんでしょ?」 蕩ける様な笑顔を浮かべて時雨が囁く。その囁きが響きとなって直接自身へと伝わって来る。秀一は背筋を震わせて声を漏らした。 |
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EVERYDAY-19
「今度は時雨がして?」
秀一は言い聞かせる様にそう言うと相手の目を見て微笑んだ。時雨はこくりと頷くと、ベッドから降りカーペットに跪いて秀一のパジャマを下着ごと引き下ろす。下着の中から弾け出た秀一自身をまじまじと眺めると、そっと手を添えて躊躇う事無く尖端に唇を寄せた。幹にそって唇を滑らせながらちろちろと舌を這わせる。何度かそれを繰り返した後、 口を開けると相手の尖端を口の中に含んだ。尖端の丸みにしゃぶりつく。秀一が切なげな声を漏らすのが嬉しくてそのままずるりと幹の部分まで口の中に収めた。時雨の口の中で秀一がドクンドクンと脈打っているのが解る。時雨は夢中になって口を使って秀一を扱き上げた。舌に塩辛い味を感じる。先走りが滲み出て来た証拠だろう。 「ん…っ。時雨…」 溜まらず秀一が声を漏らす。両手を伸ばして優しく時雨の髪の毛を掻き上げる。時雨はそれに答える様に頬を窄め必死になって秀一を追い上げた。 「時雨!口離せ!出るぞ!」 秀一の声が遠くで聞こえたが構わず頭を振り立て舌を這わせてしゃぶり上げる。次の瞬間秀一が時雨の口の中で弾けた。とくんとくんと溢れて来る白濁を口で受け止める。最後まで絞り出す様に丁寧に吸い上げてから時雨は秀一を口から離した。 「悪い!口の中で出すつもりじゃなかったんだ。ほら、ここに出せ」 時雨の顔前に向けて掌を差し出す。時雨は口をつぐんだままにこりと笑うと、目を瞑ってえいとばかりに口の中の白濁を飲み下した。生臭い匂いが口の中に広がる。でも不思議と嫌悪感は無かった。 「飲んだのか?馬鹿!吐き出せって言ったのに。腹壊しても知らないぞ?」 萎えてしまった雄を外気に晒したままの情けない姿でおろおろと時雨に話しかけるが、時雨はしれっとした顔で口元を拭いにこりと笑い返す。 「平気。秀一のだもん。全然嫌じゃなかったよ」 膝を払って立ち上がるとベッドの上によじ上り秀一のパジャマの上衣に手を掛ける。 「パジャマ、邪魔」 一つ二つとボタンを外すとするりと秀一の肩からパジャマを落とす。 「俺も脱がせて?」 詰め寄るように相手に言うとその肩にしなだれかかる。秀一は言われるままに時雨のパジャマのボタンに手を掛ける。 「…なんかすっごい幸せ…。俺、もうどうなってもいいや。明日秀一に捨てられても今夜の思い出だけで生きて行けそう」 にしゃりと笑うとボタンの外されたパジャマを脱ぎ捨てる。もどかしげに自ら下着ごとパジャマのパンツを脱ぎ捨てた。お互い全裸になった姿でベッドの上で向き合うと、どちらとも無く唇を重ね合う。 時雨が秀一に抱き着いた。両腕を相手の背中に回して胸に頬を埋める。 「ありがとね、秀一。フェラさせてくれて。男にしゃぶられるなんて気持ち悪くなかった?」 くっくと喉を鳴らせて笑うと視線だけを相手の顔に向ける。 「なんでそんな事言うんだ?冗談でも笑えないぞ」 秀一はやや不快そうに答えると、相手の身体を抱き締める。レディースの服を着る事が出来るだけあって年の割には華奢な身体だ。秀一は指先で相手の背骨の位置を確認しながらそっと囁いた。 「まだ終わりじゃないぞ。やりたいんだろ?来いよ」 それだけ囁くと相手の身体をぎゅっと抱き締める。 時雨は驚いた様に目をしばたかせると相手の腕の中で顔を上げる。 |
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EVERYDAY-18
ACT9 そして二人は結ばれる
何とか有り合わせの物でメイクを落とし、肌を整えた時雨は簡単に身体と髪を洗ってから浴室を出た。バスタオルで身体と頭を拭うと、秀一が用意してくれた下着を身に着けてパジャマに袖を通す。身に付けたものからはほのかに秀一と同じ香りが漂って来て時雨は頬を弛めた。 濡れた髪の毛をバスタオルで包んでふらふらとリビングに戻る。 「秀一?しゅういちー?どこ?」 時雨は秀一を探して廊下を彷徨う。 「ここだ。寝室」 ベッドの上から秀一が返事をする。時雨は声が聞こえた部屋のドアを開いた。 「うわぁ…。秀一の寝室だぁ!入っても良いの?」 一応許しを請いながら寝室に足を踏み入れる。迷わずベッドに向かうと秀一の隣に腰を降ろした。 「ふふ…。ベッド大きいね。これなら二人で寝ても大丈夫そう」 ばふばふとマットを揺らせながら秀一に寄り添う。 秀一はさりげなく時雨の肩を抱き寄せた。時雨もされるままに秀一の肩に頭を預ける。 「俺と同じ匂いがする…」 時雨の頭からバスタオルをはぎ取ると目を細めて相手の顔を覗き込む。ノーメイクの目元が幼く愛らしい。 「どれ?見せてみろよ。時雨のすっぴんを」 「いやだ。まじまじと見ないでよ。恥ずかしい」し 視線がかち合った。どちらとも無く唇が重なり合う。優しいキスを交わして二人は笑顔で向かい合った。 「夢みたいだ。秀一のベッドに二人で居るなんて。勇気出してみて良かった。ほんと」 夢見る様な口調で時雨が喋る。その声が心地良く秀一の頭に響く。秀一は空いた方の手でそっと時雨の股間を包み込んだ。掌の温もりで雄を溶かす様にやんわりと握り込む。時雨はされるままに秀一に身を任せた。掌で時雨の雄の形を確かめる様にゆっくりと塊を撫でる。時雨が喉を鳴らした。掌の中で時雨がゆっくりと頭を擡げて来る。直接触りたくなってパジャマ越しに下着の中に直接手を入れた。 さらさらとした繁みが指先に触れる。その先に指を伸ばし両脚の付け根で息衝く時雨自身に直接手を触れた。 「あっ!」 直接の刺激に時雨が小さく声を上げる。秀一は時雨自身をやんわりと握り込むとゆっくりと上下に扱き始めた。 「んっ…!や!…俺だけなんて狡い。俺にも触らせて!」 時雨は紅潮した顔で秀一の顔を覗き込むと、そっと秀一の股間に手を伸ばした。躊躇わずにそのままウエストのゴムを潜って下着の中に手を入れる。秀一のそれは既に熱を持って頭をもたげ始めていた。 「…わ、大きい…」 感動した様に呟くと秀一自身を掌で包み込んでゆっくり扱き始める。 「ん!…っ!あ、良い!秀一!それ、気持ち良い…」 秀一が施す手技に身を任せながらも懸命に自分も秀一に愛撫を与える。秀一自身が見る見る手の中で凶暴に形を変えて行くのを感じながら、時雨はゾクゾクと背筋を震わせた。秀一の手の中の時雨自身もまた愛らしく形を変えて行く。秀一は時雨自身を扱き上げながら先端の括れに指を這わせる。親指と人差し指で輪を作ると括れをきゅっと握り込んでリズミカルに強弱を付ける。同じ男の身体だ。気持ち良い所は知っている。 「や!やん!それ、嫌!イっちゃう!やだ!しゅういちっ!」 秀一の愛撫に翻弄されながらも懸命に秀一自身を扱こうとするが、やがて時雨の手はお留守になって行った。秀一が時雨の尖端の割れ目に爪を立てた瞬間、時雨は小さな声を上げて秀一の手の中に白濁を放った。肩で呼吸をしながら放心したように時雨は秀一の肩に寄りかかる。秀一はまだ雫の垂れる時雨の髪を優しく撫でて顔を覗き込む。 |
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Author:江崎広海
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